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社長ブログ
言葉
土曜日は田崎真也さんのワインセミナーに行ってきました。ロゼとスパークリングの講座でした。実際に目の前でお話してくれます。
日本のワイン業界で最も有名な人と言っても過言ではないでしょう。思慮深そうに話す口ぶりが印象的でした。
考える人ほど簡単に一言を言わない。一言の重みを判断しながら一言一言、言葉に注意して話していく。そんな印象。きっと言葉による痛みや効力を感てきていっらしゃるのではないだろうか。
最近出された本を買った。『言葉にして伝える技術』
「田崎さんがこう言っていた」、
「田崎さんだとこう表現している」、
といったことが人づてに回りまわって誤解が生まれていく。僕も何度か人から聞いたことがある。
ニーチェをはじめ、偉人クラスの方は誰しもそうだろうけれど、田崎さんも同じだろう。
だからこその本の出版かもしれない。真実は本を読めば書かれているから。
人の言葉は参考程度に聞いておき、実際は本やその人自身から聞くことが多い。
言葉は沢山の変数を持っているから聞き取る人の状況でその意味が大きく変わってしまう。
メールでの誤解や問題は多く経験しているので、最近では判断が必要な場合、
25文字以上(くらい)を打つことはやめている。(でもこれは不評な場合が多い。冷たいイメージを与えかることもしばしば。)
メールでの議論は全くしない。不確定要素が多すぎるので議論がとんでもない方向に飛んでいってしまうから。実際に会ってじっくりと話す、もしくは電話をする。
ま、ということはさておき、ワインの味は全て言葉にしなければ伝わらない。美味しさを映像で伝えられないからどうしても言葉になる。言葉の語彙の多さがワインを深いものにさせる。人生も語彙が多ければ多いほど深くなるのでしょうね。