クラブ選手権 BWC 1回戦
いい勝負をしたい。いい勝負をすることに全力を尽くす。
その結果、勝っても学び、負けても学び、どちらの場合も最大の学びを得ることができ、なおかつ相手の勝利を讃えること、その後の相手の成功さえも祈ることができる。
結果として、笑いや涙の量が最大になり、人生の素晴らしさを実感できる。
このようなマインドセットで試合に臨みました。
ブリックアンドウッドクラブのクラブ選手権決勝のマッチプレー一回戦。
相手は今回メダリストの竹添さん。
7時スタートのアウト1番ホール、3打目残り105ヤードを私が直接入れてイーグル、竹添さんはベタピンのバーディ。これは何かあるのではと感じる朝のスタートでした。
最難関の2番ホールは竹添さんがツーオンするもスリーパット、私は計算通りの3オンツーパット。
難しいショートの3番、お互い左に外すも私は寄らない上からのアプローチ、相手は下からのアプローチを上手く寄せオールスクエア。
4番を竹添さんがナイスパー、私はボギーでワンダウン。
5番のショート、ピン位置は右手前、相手が左に外し、山を越えなければならないパットが残り私に余裕が生まれました。9番アイアンでオッケーバーディを取りオールスクエア。
6番のミドル、ティーショットは相手が左のバンカーに入れ、私は同じバンカーの隣のラフ。これも私がバーディチャンスでプレッシャーをかけられたのか相手のミスが続きワンアップ。
7番、短いミドル、今度は竹添さんがベタピンのバーディになりオールスクエア。
8番、プレッシャーが高まっていたのか、お互いが左にひっかけOBから始まり、私がアプローチを寄せきれずワンダウン。
9番のロング、竹添さんが左に曲げるもボールが良いキックでラフに。セカンドをナイスショットで残り170。私は右のバンカーから安全策で8番アイアンで出し、セカンドは残り上りの200y。ピンチになりながらの3打目は7番ウッドで上手くグリーンをキャッチ。そのあとの竹添さんが大きく左に曲げてダブルボギーでオールスクエア。
一進一退で進み前半はオールスクエア。
後半ワンダウンからの12番ホールのことです。
どちらもティーショットが曲がり、2打目を刻んで、3打目のこと。
残り100Yからの3打目、竹添さんがなんと直接入りバーディ。
99.99%、このホールの負けを覚悟しながらの残り50ヤード。
こういう場合はイメージだけで残りヤードは測らずピンだけを見て打ってみようと思い、直接入れるイメージで打ちました。
見事ダンクでカップイン。
観客ゼロの中、2人だけが興奮。こんなことあるんだなと。
お互いがこれは記念写真を撮っておこうとカートまでスマホを取りに行って記念撮影タイム。
後ろの組がだいぶ遅かったので。
その後も一進一退が続き最終ホールで決着。ワンダウンで敗戦しました。
いい勝負はできました。しかし悔しさは今までで最大でした。
特に最終ホールの二打目を相手が大きく曲げているのに、刻まず自分も曲げてしまったのは大きな後悔です。ボギーで取れたのに。
その前の17番も相手のボギーが決まっているのに、オーバーによる失敗を恐れてパーパットを打ちきれなかったこと。
16番のサードショットを保険をかけてオーバーしたことによる上りのパットが残ったこと。
笑いも泣きも最大に。これがゴルフの醍醐味の一つなのかといい経験でした。