ワインとWeb3.0
ワインと次世代に注目されるインターネットの可能性であるWeb3.0。
最近はとても勉強するようになりました、というのもワインとの親和性がとても高いのではと思うからです。
とはいえ、そもそも、
ワインはITとの親和性がとても高いものだと思います。
客観性もあるし、個人的な主観もある。
Web1.0であるホームページを読む、という時代もとてもインパクトあるものでした。
それまで印刷物やFAXと電話で営業や注文されていたのに楽天市場でネット配達できるようになりました。
それによって楽天でワインを販売する小売店の力が強くなりました。
ネット向きなワインが売れるようになりました。
Web2.0(読む&書く、発信)の世界であるSNS、Twtter、インスタ、Facebook、Youtube。
これで個人のワイン愛好家からの発信も増加し、
聞き取る量も増えたと思います。
ワイナートやヴィノテークのような専門誌のようなコメントを
個人のワイン愛好家が行ってフォロワーが集まることになりました。
ただし、流通の形態、ワイン生産の資本主義としての構造の変化はなく、
それを補完しているイメージです。
ワインの生産、流通、そこの変化はなくその力が強くなった印象です。
資本が多い方が有利という、資本主義の構造は変わっていません。
ワイナリーはオーナーの持ち物だし、
ワイン輸入業者も大手が有利。
結局、最初にお金を持っていた人が強いのでは?
この構造が変わらない状況です。
ではWeb3.0は何が違うのか。
用語の説明は省きますが、、
チームがDAOという形態になり、
報酬が仮想通貨のトークンになることによって、
会社=ワイナリーで言えば、
時間を無償で差し出せる=ボランティアできる人、
知恵を出せる人、
応援できる人、
コミュニュティへの所属意識が強い人。
そのワインが好きな顧客。
こういう人たちと、
最初にお金を出した人のパワーバランスが改善される可能性が高い、
そう言えると思うのです。
輸入業者でも同様です。
しっかり試飲ができる人、
生産者や、顧客とコミュニケーションが上手な人、
ITを利用した外部のマーケティングが上手な人、
資金繰りが上手な人、
そして、そのワインが好きな顧客。
様々な人にチャンスが生まれる。
株式会社でいう、ステークホルダー全員の幸せを達成することに近い現象になりやすい。
資本主義の形態が少し丸くなる、可能性を秘めていると思います。
山古志村のプロジェクトが参考になりそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=5qRmTLTnAu0