ラーンネット 炭谷俊樹氏の講演を開催してきました
昨日、炭谷さんの探求型、自立型教育の講演を開催し、拝聴してきました。
炭谷さんは、「一人一人が自分のもっているものを発揮し、主体的に活き活きと生きてほしい。」との思いから、「探求型学習」の教育を提唱されており、幼児からビジネスリーダーまで様々な年齢での人材育成に携わられています。
両者への共通点や、教育の本質を深く理解する方です。
どのようにしたら人が自発的に好奇心を持ってモノゴトに取り組むかということのエッセンスを沢山お話し頂けました。部下や子どもへの接し方、ふるまい方に大きな気付きがありました。
「内から出る行動欲求」をいかに高めるか。沢山の成功事例。
経営者としては、社員が自発的に働くシステム作りに、大きなヒントを頂ける内容になっていました。
親としては、子どもが自主的に物事を探究していくようになる教育方法に、大きな影響を与えてくださる内容になっていました。
ご経歴がユニークで東大を卒業されてからマッキンゼーに入られた後、高給を捨て、ご自身の全ての財産を注いでラーンネット・グローバルスクールを開校されました。
大前研一氏と共同でMBAのカリキュラムを作成・運営もされています。
著書『第3の教育 - 突き抜けた才能は、ここから生まれる』をお読みいただいてきた方がより深く学びがあるかと存じますのでよろしければ。ぜひご覧ください。アマゾンで購入できます(新品600円)。
■人物紹介:炭谷俊樹 wikiより
1960年(昭和35年)兵庫県神戸市生まれ、東京大学大学院理学部物理学科修士課程修了。
マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、ラーンネット・グローバルスクール開校、同代表。
1997年(平成9年)に大前研一らとともに事業の立ち上げを行う大前・アンド・アソシエーツ設立。
2008年(平成20年)8月1日、知の探究社設立。
■ラーンネット・グローバルスクール代表
炭谷俊樹(すみたに としき)
ラーンネット・グローバルスクール
http://www.l-net.com/
■著書
第3の教育 - 突き抜けた才能は、ここから生まれる
ゼロからはじめる社会起業
決定版!ベンチャー起業 実戦教本
沢山の質問が出ましたが、炭谷さんが長年培われたご経験から実にシンプルにお答えされる姿は、まるでお釈迦様の様でした。
特に、子育てで困る社長たちからは、個人的な、赤裸々なお悩みが数多く噴出し、炭谷さんのご返答によって、胸にスッキリと落ちる様子が見てとれました。
2次会の懇親会では、親としての悩みや、昨今の日本の教育の問題の話などで盛り上がりました。
【講演後の質問例】
・1歳の息子がモノを投げまくり、他の子どもと比較すると元気が有り過ぎて困っている。押し付けずに教育するには、どうすればよいのだろうか?
・子どもがTVゲーム・DSを時間無制限でやり過ぎている。どう管理、教育していくべきか?
・2歳の子どもを公文(塾)に通わせているが、年齢的に早過ぎるかどうかが心配で妻とよく話す。どう思うか?
・新入社員や2年目の社員が自発的に動かない。自発的、探求型の行動をさせるにはどうしたらよいだろうか?
・どの有名企業が自立型、探求型の社員育成ができているか?
・探求型にさせる場合に具体的なシステムはどのようなものか?
・小学校で探求型教育をしていくと、結果の水準に支障は出るのだろうか?