ニコラ・ロシニョール【 フランス 】

ニコラ・ロシニョールの特徴

1974年生まれのニコラ・ロシニョールは、1997年にヴォルネイ、ポマール、ボーヌ、アロース・コルトン、ペルナン・ヴェルジュレスの３ヘクタールばかりの畑を分配され自らのドメーヌを立ち上げました。
当時のブルゴーニュでは、長期熟成のために酸が高い造りを唱える生産者が多かった中、より親しみやすい味わいを求めた彼は、ローヌのヴュー・テレグラフにて若くして愉しめ、
かつ熟成能力を備えたワインを仕立てる方法を学びました。
その後、南アフリカのワイナリーやシャトー・ラフィット・ロスチャイルドのグループワイナリーなど、世界各地で栽培や醸造の技術を習得しています。
栽培においては認証こそ得ていないものの、農薬の使用をできる限り避けるリュット・レゾネで仕立てています。
全房発酵率をヴィンテージや区画により幅広く調整しています。
全房発酵率の高さはフレッシュさを引き出しますが、熟度の低いブドウ房では、茎から青臭さが出てしまうこともあるからで、
そのため全房発酵をする区画がある一方、同じヴィンテージでも100％除梗する区画もあるそうです。
ワイン・アドヴォケイトが二コラ・ロシニョールの2017年ヴィンテージについて、
「コート・ド・ボーヌ最高峰生産者の1人である彼の、明るい未来が見える。」とコメントするなど、さらなる飛躍に注目が集まっているドメーヌです。